大阪大学マテリアル先端リサーチインフラ設備供用拠点について
2021年度内閣府統合イノベーション推進会議における「マテリアル革新力強化戦略」に基づき「マテリアル先端リサーチインフラ事業(ARIM:Advanced Reserch Infrastructure for Nanotechnology)」がスタートしました。本事業では、最先端装置の供用、専門技術者による技術支援に加えて、リモート・自動化・ハイスループット対応型の先端設備を導入し、装置利用に伴い創出されるマテリアルデータを、活用しやすい形に再構築し提供する予定です。また、文部科学省の「データ創出・活用型マテリアル研究開発プロジェクト」との連携を行うことで、マテリアル先端リサーチインフラ、データ中核拠点、データ創出・活用型マテリアル研究開発プロジェクトの三位一体型『マテリアルDXプラットフォーム』を構築し、マテリアル革新力強化への貢献を目的としています。
大阪大学ナノテクノロジー設備供用拠点(NOF)は、2012年7月より文部科学省の「ナノテクノロジープラットフォーム事業」に参画し、産業イノベーション創出のため学内外の研究機関への先端的な研究施設・機器の提供を積極的に推進し、多様な研究分野への研究支援を行ってまいりました。大阪大学マテリアル先端リサーチインフラ設備供用拠点として新たなスタートをきり、10年にわたって培ってきた「ナノテクテクノロジープラットフォーム事業」での学内外への研究支援の経験と実績を「マテリアル先端リサーチインフラ事業(ARIM:Advanced Reserch Infrastructure for Nanotechnology)」の基礎となる最先端供用設備および高度な技術支援に生かし、革新的取り組みに邁進してまいります。